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日本には豊かな四季があり、それぞれ季節やその土地の気候風土に育まれた食材があります。かつてはその土地ならではの食材や郷土料理を楽しむことが旅をする醍醐味のひとつでした。流通が発達した現代では、季節を問わず他地域や海外からさまざまな食材が届き、私達はいながらにして多彩な料理を楽しめるようになりました。でもこんな豊かな時代だからこそ「いま、ここでしか味わえない素材や料理」が貴重なのではないのでしょうか。ホテルにできるおもてなしを考えたとき、私たちはいまこそ食の原点である地消地産にもこだわりたいと考えました。「琵琶湖ホテルだからこそ」「この季節だからこそ」の味は、きっとお客様に喜んでいただけるはず。旅の楽しい目的のひとつにもなると思います。そして地元の食材を大事にすることは、地元の農・漁環境の活性化や、輸送や保存などのむだなエネルギーが要らないなど地球環境にやさしい行為でもあります。流通のシステムに乗らない、小さな産地のかくれた食材をお客様に味わっていただくのも、私たちの自慢にしたいと思いました。
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私たちがめざすのは自然の空気や水や大地のにおい、風景などまでも感じることのできる豊かな食。お客様に五感すべてで食をお楽しみいただくことです。そのために地元ならではの素材、とれたての旬の食材をホテルのわざと知恵でアレンジし、工夫を重ねています。ゆったりとした時間の中で、食を中心にして語り合う、そんなあたりまえで、でも最近は失われつつあるひとときをお届けしたいのです。食を本当の意味で豊かに楽しんでいただくことこそが、琵琶湖ホテルのこだわりであり、最高のおもてなしだと考えるからです。おいしいお料理を味わっていただくことで、食の文化や伝統的な郷土料理を見直し、質の高い食材を守る、そのことで生産者やその環境を守る、そしてさらに日本の、地元の食の文化と味を伝え、広め、楽しむ…。そしてこれが里山環境を存続させ、貴重な生き物達の住処を守ることにもつながるのだとしたら、すばらしいことではないでしょうか。

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生き物達の宝庫、また高低差のある棚田には土手があります。この土手は森、林と共に草原としての環境を多くの生き物達に提供しています。土手は豊かな草花を育て、実に多くの昆虫や、植物、小動物の住処となります。
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山の斜面に広がる美しい棚田は、先人の知恵が生んだすばらしい稲作環境でした。いままであまり知られていませんでしたが、棚田で取れるお米はとてもおいしいのです。それは粘土質の山土と、山から直接流れる、余分な有機物が混じらない清らかな水、斜面の限られた日照時間といった環境と、機械や農薬に頼らない手作りのお米であることが理由のようです。斜面にそった曲線は耕作機械が自由に動けない、手間のかかる田んぼです。不便だからと放置すれば、あっという間に雑草がはびこり、水路をふさいでしまうから、人々は田んぼに精一杯手をかけます。実りを迎えるまでの毎日を雑草、日照り、台風などと闘って際限のない労働を繰り返すのです。こんな努力が報われないはずがありません。理由はともかく、一度食べたら誰もがファンになるほど単純に、棚田米は美味しいのです。
琵琶湖ホテルでは「日本の棚田百選」に指定されている高島町畑地区と、仰木地区の農家と契約、棚田の美味しいお米をお客様にご提供するとともに、そんな里山の田んぼをお客様と一緒に訪れ、農作業の体験をしていただく機会も設けています。
会員登録をしていただくと、会員限定の優待価格で利用が可能です。
